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【海外でパイロット】セスナはプロペラ機のことではない

cessna 質問に答えます
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職業を聞かれ「パイロット」というと、次に良く聞かれる質問が「何に乗っているの?」です。

「セスナに乗っている」というと「えっ!プロペラ機に乗っているんですか?」と大抵の場合なります。

なぜか日本人は「セスナ=エンジンが1つのプロペラ機」と自動的に変換してしまうようです。

「ジェット機に乗っていますよ」と言っても「でもセスナですよね?」という会話になります。プロペラ機であろうとジェット機であろうと、パイロットとして働いているのであれば、あまり機種は気にならないかと思いますが、あまりこの世界を知らない方からは色々と言われたり。

今回は、そんな「セスナ」をご紹介‼

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【海外でパイロット】プロペラ機で有名なセスナ

セスナとは

1927年にアメリカ、カンザス州ウィチタに創立された軽飛行機を中心とする航空機メーカー。現在もウィチタにある

以前はライバルであったBeechcraftやHawkerという航空機メーカーと共に、現在ではTextronという持ち株会社の傘下になっています。

軽飛行機を当初から作っていて、その分野で有名になったために、「セスナ=単発プロペラ機」という印象が強く残っているのではないかと思われます。

また、遊覧飛行に使われますし、パイロット訓練生は大半がセスナに乗ったことがあるのではないかと思われます。

エンジンが1つでプロペラがついていて、羽が胴体の上についているものは、セスナの機体で間違いないのですが、機体がセスナなのではなくて、製造をした会社がセスナです。

現在でも単発機の製造は行われていて「Cessna Skyhawk」という名前で販売されています。

見た目は華奢な感じですが、電子機器を搭載し、グラスコックピットになり、とてもモダンな飛行機になっています。

高翼機のため、下を見ることができて遊覧飛行には便利ですよね。

【海外でパイロット】セスナ社はジェット機も製造している

セスナ社は1991年からビジネスジェット機の製造・販売を始めました。1993年から引き渡しが始まりました。

名称は「サイテーション」

「C525」というモデルで、僕の持っているタイプレーティングでもあります。

軽飛行機を主に扱っていたためなのかは分かりませんが、小型・短距離のビジネスジェット機を製造。パイロット1人でも飛ばすことのできるジェット機は今では増えましたが、開発当初は珍しい機種でした。

ほかの同じようなモデルのジェット機と比べると、あまり飛距離がなく、スピードも遅めなのがネックになっていたようですが、何といっても「オペレーティングコストがほかよりも安い」というメリットがありました。

個人で保有するにしても、チャーター会社のフリートとして使う場合にも、オペレーティングコストやメンテナンスコストを抑えることは、メリットとなるので今でもサイテーションを好んで使用するオーナーや会社がたくさんあります。

ジェット機であるサイテーションシリーズは現在では小型ビジネスジェット機~中型ビジネスジェット機までをラインナップに揃えています。

【海外でパイロット】セスナはプロペラ機のことではない まとめ

単発プロペラ機で有名なセスナ社ですが、今ではジェット機部門も大きくなってきています。

とは言え、まだまだ単発プロペラ機も製造・販売しています。

以前はフライトスクールは大抵セスナの単発機を最初に乗る飛行機にしていましたが、ライバルも強くなってきて、ヨーロッパではDiamond社の単発機と双発機が主流になってきたりしています。

今後、どのようになるのかも楽しみなところです。

セスナは今後、大型ビジネスジェット機の製造もしていくのか、それとも小型機を中心に展開していくのか興味があるところです。

双発プロペラ機も出す予定みたいですし、Pilatusのような低翼単発ターボプロップもHPでは確認ができるので、今後どのようなラインナップになるのか楽しみですね。

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