ビジネスジェットの世界に入って、色々と知らなかった世界があることを知りました。
平均水準で生活している僕には、全く触れ合う機会のなかった世界。知ることができたのは、たまたまビジネスジェットを運航するようなところに就職したからだと思います。
ビジネスジェットやプライベートジェットと言っても、色々と細分化されているのですが、大きく分けると以下のようになります。
「ビジネスジェットチャーター会社」と「プライベートジェット管理会社」があります。会社の特性が違うこの2つは一体どのようなものなのでしょうか。
【海外でパイロット】ビジネスジェットチャーター会社

その名の通り、ビジネスジェットを使用して、お客さんに飛行機をチャーターしてもらい、利益を上げる会社です。
「チャーター」とは、「借りること」です。
「飛行機のチャーター」とは「飛行機を借りる」ということになります。
エアラインでも「チャーター便」という言葉がありますね。
旅行会社が羽田から千歳へのチャーター便を飛ばすこともあります。旅行会社が旅行を企画して、飛行機を借りて、旅行会社が集めたお客さんを乗せて移動させる、というようなものですね。
ビジネスジェットもチャーターをすることができます。
ビジネスジェットチャーター会社は、飛行機を保有しています。会社で飛行機を購入して、それを商品としてお客さんに提供するのが一般的なモデルとなっています。
お客さんは飛行機をチャーターして、目的地に移動します。
チャーターした時間分だけの料金が発生。1時間飛行機を利用したら、1時間分のみの費用をチャーター会社に支払えばいいわけです。
利用方法は、チャーター会社に直接連絡をするか、ビジネスジェットチャーターを専門に扱うような旅行会社が複数存在するので、そのようなところに問い合わせたりします。
【海外でパイロット】プライベートジェット管理会社

チャーター会社とは違い、プライベートジェット管理会社は、飛行機を、基本、保有していません。
個人で飛行機を購入した人が、このようなプライベートジェット管理会社に飛行機を預け、管理してもらうようなところです。
自分の好きなときに飛べるように飛行機を管理してもらっています。毎回の飛行機使用料のほかに、飛行機の購入費用は当然のことながら、管理費などの支払いをしないといけません。
その分、自分の飛びたいときに飛ぶことができるようになっています。
【海外でパイロット】チャーターと管理、両方を行う会社

プライベートジェット管理会社でありつつ、オーナーが飛行機を使用しない時には、チャーター機として使用する、という会社もあります。
プライベートジェット管理会社の大半は、両方を行っている会社の場合が多いです。
オーナーが使用していない時には、チャーター機として飛行機を飛ばすことによって、会社側とオーナーで売り上げを分けています。
【海外でパイロット】チャーター会社とプライベートジェット管理会社の違い まとめ

名前の通り、チャーターを主に扱う会社と、管理を主にする会社に分かれています。
パイロットを目指す方にとっては、どちらに就職をしたとしても、やることは一緒ですが、就職活動の時に面接で「チャーター会社」なのか「管理会社」なのかを知っていることを要素として入れていくと、相手側は「シッカリと調べてきたな」と思ってくれるかもしれません。
プライベートジェット管理会社に、自分の飛行機を預けてみたいものです(笑)
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