パイロットを目指している方で、視力を気にしている方が多いように思います。
眼鏡やコンタクトレンズを使用している方が、現代ではかなり多いですが、眼鏡やコンタクトレンズをしないと見えない状態でもパイロットになることは可能なのでしょうか。
どのサイトも、法律をコピペしたものばかりです。ここのサイトも基本的にはEASAの情報です。
不安であれば、まずは眼科へ行って検査!そのあとに、資金に余裕があれば航空身体検査を行っているところで検査をしてみるのが一番。
大事な部分だけを今回は解説‼
【海外でパイロット】眼鏡もコンタクトレンズも問題なし‼
眼鏡をしていても、コンタクトレンズをしていても、航空身体検査で問題になることはありません。
ということで、パイロットになることは可能です。
規定も国や地域によって変わってきますが、矯正をして、基準を満たしていれば大丈夫です。
目が悪い方は、眼科でシッカリと検査をして、自分に合った眼鏡やコンタクトレンズを作りましょう。
ただ、あまりにも矯正をしないといけない状態だと、場合によっては手術をして視力回復後に、眼科などでの検査を経ることにより、航空身体検査をパスすることができるようになります。
【海外でパイロット】視力は裸眼で片目0.7、両目1.0必要
裸眼で、片目0.7、両目1.0見える必要があります。
この状態であれば、矯正をする必要はありません。
チャート(パイロットが使う地図)の文字が読める必要があり、通常の視力検査のほかに、30㎝ぐらいの距離で小さい文字が読めるかどうかの検査もあります。
大きさとしては、新聞の文字が読めるかどうか、というところが目安です。しっかりと焦点が合うかどうかを見ているかと思われます。
外を見たり、手元を見たりと、目の負担になることをコックピット内では頻繁に行うので、すぐに焦点が合わない場合には、矯正をしたほうがいいでしょう。
眼鏡やコンタクトレンズを使用して矯正をしての視力が「片目0.7、両目1.0」になっていれば大丈夫です。
裸眼でダメでも、矯正視力で見えれば問題なし‼
【海外でパイロット】この数値を超えないようにしよう‼
眼鏡やコンタクトレンズの使用が大丈夫であっても、超えてはいけないラインもあります。
近視の屈折「-6.0」
乱視「2.0」
左右の度数差「2.0」
EASAの基準では、この数値を超えないようにしないといけません。
今後、パイロットを目指したいと思っている方は、まずは眼科で検査をして、現在自分がどのような状態なのかを確認したほうがいいでしょう。
数値を出してもらったほうが自分の状況を把握できますし、矯正が必要なのであれば、すぐに対応できますからね。
【海外でパイロット】目の手術をしてもいいの?
手術による視力回復は、認められている国が多いです。
リスクはありますが、視力回復を望むのであれば、選択肢に入れてみてください。
国や地域により、オルソケラトロジーによる矯正は、ほとんどの国で認められていないので気を付けましょう。(2021年現在、EASAでは認められていない。FAAだと大丈夫みたいですが…)
日本では大丈夫でも、ヨーロッパの基準では適合しないこともあったりするので、今後、海外でパイロット免許取得を目指す人は、行く国の基準を調べてから渡航してください。
【海外でパイロット】目が悪くてもパイロットになれるの? まとめ
一定の基準はありますが、目が悪いからと言って、自動的にパイロットになれないわけではありません。
国や地域により、航空身体検査の基準が違う場合もあります。パイロットになろうとしている国の基準をまずは確認してみてください。
必ず「裸眼でなければいけない」というような決まりもありません。眼鏡やコンタクトレンズを使用して、シッカリと見えていれば大丈夫です。
大事なのは「裸眼視力」ではなく「矯正視力」です。
矯正後の視力が基準を満たしていれば問題ありません。
既に眼鏡やコンタクトレンズを使用している方は、自分に合った眼鏡やコンタクトレンズを使用して、これ以上悪くならないように、悪くなったとしても悪くなる速度を落とすように、気を付けてほしいと思います。
僕も年齢からか、段々裸眼ではきつくなってきたので、そろそろ眼鏡が必要になってきそうです。
お互い気を付けましょう‼
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